八ヶ岳西麓 二拠点生活

海外居住中にもかかわらず、八ヶ岳西麓での二拠点居住を目指している50代夫婦の土地探し、家づくり、二拠点居住準備を中心としたブログです。将来的には移住を予定しています。

設備機器 その後(1)

設計をお願いしている最中には、住宅設備機器(いわゆるオプション系)について、どうしようかと悩むことも多かったです。さて、引き渡しがあってから半年が経ったので(とはいっても私はほんの少ししか住んでいないのですが)、設計時に悩んだいくつかの設備機器について、ぼちぼち中間評価をしてみようかと思います。まずは、水回り付近から。

 

1.浴室の窓

最近は浴室の窓をなくす方が多いですね。断熱気密の観点と掃除の手間の観点と両方があると思いますが、我が家には浴室には窓がついています(APW430のすべり出し)。

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東京ではマンションで暮らしていたので、窓のない浴室でも暮らせないことはなかったのですが、やっぱり窓があると浴室から脱衣室あたりが明るくなるので気持ち的にはだいぶ違います。朝にシャワーを浴びることもあるのでなおさら。浴室の外側は川に面していて緑があるということもあるかもしれませんが、やっぱり窓はつけてよかったなと思っています。

ただ、換気という意味では、実は窓を開けたことがありません。完全に換気扇頼み。そういう意味では、採光としては利用していても通風としては活用していないので、Fix窓でもよかったかも。その方が安いですし、断熱性でも有利です。

あと、浴室のアクセントパネルですが、一面だけいわゆる木目調のパネルを選びました。別にこれはこれで悪くはないのですが、家の中がほぼ自然素材でできているのに、ここだけ「木目調」パネルというのも多少違和感あります。正直、アクセントパネルとかアクセントクロスとかにあまり価値を置いていないので、シンプルに4面とも同じでも良かったかなとも思います(ただ、システムバスのカタログ見ているとほぼすべてアクセントパネルを使っているので、ついつい常識かと思い流されてしまいました。。。)。

 

2.浴室の鏡、収納棚やカウンター

これらは一切オプションから外しました。TOTOのサザナなので壁面にマグネットもつくのですが、皆さん御用達の山崎実業のマグネットすら使用することなく、うちでは、銭湯スタイル。バケツにシャンプーや石鹸を入れて毎回お風呂に持込みです。これで何の支障もないので、今のところカウンター等のオプションはなしにしてよかったと思っています。

 

3.浴室の開き戸

浴室は通常の折戸ではなく、開き戸に変更しました。浴室内に開くスペースが必要になるので、小さなお子さんとかといっしょに入浴する場合には、もしかすると少し使いにくいかもしれませんが、基本大人の生活であれば全く不便はありません。掃除の手間が折戸よりも少ないのはもちろんですが、開き戸にはタオル掛けがつけられて、これが便利です。足ふきマットをかけておいたりもできますし、バスタオルを入浴中にかけておけば、風呂上りに浴室内で身体を拭くこともできます。これも正解でした。

 

4.浴室暖房乾燥機

これはつけませんでした。オール電化なのであまり暖房や乾燥機能に期待できなかったのと、結構な金額するためです。そのかわり、脱衣室(洗濯機設置場所)の天井からバーを下げてもらい、洗濯物を室内干しできるようにしています。スペース的にはそれほど広くはないのですが、大人1-2人程度であれば十分ですね。OMソーラーのおかげか、珪藻土などのおかげか、全体的に室内の湿度が低いことが多く、脱衣室での室内干しでも、一晩あればかならず、Tシャツなどであれば、数時間で十分乾いてしまいます。というわけで、今のところ浴室暖房乾燥機をつけなかったことは後悔していません。

 

5.コルクタイル(コルク床)

キッチン、洗面、脱衣室、トイレの水回り付近は、フローリングではなく、コルクタイルを採用しました。サンゲツのアクリル仕上げのものです(東亜コルクなど他のメーカーもあります)。

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これは大満足。キッチンで何かが床に落ちても、洗面所で水撥ねしても、全く気になりません。シミにもなりません。ササっと雑巾で拭けばきれいになります。無垢のフローリングよりも少し高いですが、施工面積が限られていますし、クッションフロアなどよりも肌触りがよく、タイルなどよりも冷たくないのでおすすめです。アクリルやウレタン仕上げの少し人工的な肌触りが嫌いな方はオイル仕上げの製品もあります(が、もちろん定期的な手入れが必要です)。

 

6.タオルウォーマー

キッチンの横(コンロの横)に森永エンジニアリングのタオルウォーマーを設置しました。コルクタイルの写真の右端に写っています。製品のリンクはこちら。

森永タオルウォーマー|その他の商品|住宅機器販売部|森永エンジニアリング株式会社

目的は2つあって、勝手口の前にあたるので、少しは暖かくなるかなというのが一つ。もう一つは、ペニンシュラキッチンなので、タオルや布巾を掛ける場所がキッチン内になく、タオル掛け兼用として。実際に使ってみると、キッチンで使った布巾やタオル(少し濡れたり湿ったりしている)をかけておくとすぐに乾いてくれるし、衛生的な感じがします。こういったものの置き場所が決まっているというのは、キッチン内の整理もしやすいですね。デザイン的にはそれほどスタイリッシュではありませんが、値段もそれほど高くないし、消費電力も大きくないので、これも満足(笑)。

 

7.タッチレス水栓

ウッドワンのキッチンでオプションでつけることができたKVKのタッチレス水栓を使っています。反応もいいし、シャワーホースもついているので非常に便利。何よりも水栓の根元をさわらなくていいので、料理中や洗い物中でも水栓が汚れないし、水たれもしません。これも大満足。ちなみに、ジュータクギャングさんがYoutubeでKVKのタッチレス水栓を推していました(LIXILのナビッシュとの比較あり)。

【キッチン | タッチレス水栓】手についた食材や泡々でレバーに触れない喜び▶料理や掃除のストレスから解放▶美しいデザイン+気の利いた感知システム&価格!新築、注文建築、DIY、リフォームを検討中の方 - YouTube

 

8.フロントオープン食洗器(AEG 幅45センチ)

ウッドワンのキッチンにオプションで入れられるAEGの45センチ食洗器について。洗浄力や作動音など何の不満もありません。洗浄力が強力すぎるからか食洗器可と書いてあるお椀が少し色が白っぽくなってきたような気もしますが(気のせいかもしれません)、もともと高いお椀でもないし、これは仕方ないかな。たぶん、国内産の食洗器よりも洗浄力が強いのでしょう。海外製食洗器を使われる方が気にされる可能性がある点として、乾燥機能がない点があるかと思いますが、少なくとも縦置きした平皿などは洗浄終了後しばらく置いておけばほぼ乾燥しています。おそらく、問題はお椀やお茶碗の底面のくぼみに水が溜まってしまいそれが乾かないことだと思いますし、実際しばらく置いておいても水はたまったままです。したがって、最後食器棚にしまう時には、布巾で拭く必要はあります。大した手間ではないですが、これをどう考えるか(私は気になりませんが)。

あと、二人暮らしだと二食分(夕食と朝食など)の食器、フライパン、お鍋、ボールなどは問題なく入りますが、三食分(つまり1日分)を一度に洗おうとすると45センチでは少し小さいかもしれません。このあたりは、食洗器をどう使うかと45センチにするか60センチにするかの選択になるかと思います。

最後に、フロントオープンの食洗器を導入する場合には、キッチンの通路幅を広めにしておいた方がいいと思います。食器を食洗器に入れる場合など食洗器をオープンにすると通路幅が狭いと行き来が困難になります。我が家のキッチン通路幅は102センチですが、これくらいはないと作業に支障が出る場合があると思います。実際にオープンの状態だとこんな感じです。

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9.洗面所のボウル

洗面所のボウルはアドヴァンで購入したものです。その時のブログはこちら。

hippo-hippo.hatenablog.com

その時のブログにも書いたのですが、選んだ水洗ボウルは、幅が610ミリとTOTOなどのもの(通常500ミリ程度)よりも大きく、深さも深いのと、水栓をボウル内に取り付けられるので、水垂れしないということで選んだものです。実際にボウルが大きいと使いやすいし、水垂れもボウル内でしかしないので、掃除も簡単です(かといって、必ずしも自分が気づいていつも拭いているわけではないので怒られています)。

ただ、TOTOなどの製品に比べるとすこし表面にざらつきがあるというか、汚れやすいような感じがします。ちょっとそこはちゃんとチェックしなかったなぁ。まぁそれほど汚れがつくわけではないですが、イタリアなどの外国製の製品を考えている方は少し気にした方がいいかもしれないですね。あと、水栓はもしかするとシャワーホース付きのものが選べれば便利だったかも。

ちなみに、お手洗いの前には、信楽焼の洗面ボウルを置いてあります。

hippo-hippo.hatenablog.com

実用性が高いというわけではありませんが、それなりの大きさのものを選んだので、お手洗い後の手洗いや外出先から帰った時のちょっとした手洗いには十分です。水撥ねもしないですね。

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もっとも、水栓の下にある元栓のようなものを少し閉めて、水栓を全開にしても水が一定量しか出ないように調整しています。手洗いや歯磨きなど中心にしか利用しない場合には、洗面所の水栓は元栓を少し絞っておくと最大流量がコントロールできるので無用な水撥ねを避けられると思います。