八ヶ岳西麓 二拠点生活

海外居住中にもかかわらず、八ヶ岳西麓での二拠点居住を目指している50代夫婦の土地探し、家づくり、二拠点居住準備を中心としたブログです。将来的には移住を予定しています。

いざ信楽へ

これから建築する予定の家には、洗面所以外に手洗いを設けてあります。場所は、トイレの前ですが、玄関からLDKに向かう廊下沿いにもなります。すなわち、トイレ用の手洗いといわゆるただいま手洗いを兼用している形になります。

ここに杉板のカウンターの上に載せた信楽焼きの洗面ボウルを据え付けたいというのが我々の希望です。Y工務店さんからもご提案を頂いたのですが、少し青みがかったボウルで、確かにこれは典型的な信楽焼きの色使いではありますが、我々はもう少し渋めの茶とか黒とかの色、例えば備前焼のような感じで素朴なものを探していました。でも信楽焼というのは、色使い、質感でも本当に多くのバリエーションがあります。

インターネット上にもいくつか信楽洗面ボウルも売っていたのですが、やはり現物を見てみないとわからないと思い、現地に行ってみることに。

最初はインターネットでも販売をしている駅の近くにある「まるいち本店」へ。ここは確かにたくさんの洗面ボウルが置いてありました。大きさ的には直径35センチ前後であまり浅くないものが希望です。例えばこんな感じのもの。

値段は3万円くらい。インターネットで売っているのと全く同じかわかりませんが、値段はあまり変わりません。現地だともうちょい安いかなとも思っていたのですが。それとも交渉すれば安くなったのかな?ちょっと綺麗すぎて人工的な印象もありましたがとりあえず、候補として他も見に行ってみることに。

駅から国道に向かって、また国道沿いにたくさんの信楽焼のお店があります。それぞれに置いてあるものに特徴がありますが、案外水洗ボウルは置いてない。置いてあってもほんの少しだけ。なかなかいいなぁと思うものに巡り会えません。でも信楽名物の狸はあちらこちらに。写真は撮りませんでしたが、めだか鉢も素敵なものがありました。

名物お出迎え

お店を見ながら国道沿いにどんどん進んでいきましたが、水洗ボウルは見つからず、もう最後にしようかと思って入ったのが大谷陶器さん。二階にたくさんの水洗ボウルが置いてありました。ここでご主人さんにボウルの良し悪しを教えてもらったり、おすすめのボウルを見せてもらったりするうちにいいなぁと思ったのがこれ。

お気に入り 信楽焼水洗ボウル

少しざらざらとした触感でマットな黒っぽい色ですが、光のあたり具合で錆びっぽい色やわずかに赤みも見えます。掃除は少し大変かもなぁと思いながら、気に入ってしまったものは仕方ない(笑)。お値段も先程見たものよりは随分と安い。写真だと浅く見えますが、深さは12センチくらいあります。

LIXILの金具その場でつけてもらいました

ご主人と奥様が手際よく電車でも持って帰れるように梱包してくれて、最後は駅まで軽トラで送ってもらいました。大谷陶器さんありがとうございました。

お腹が空いたのでちょっと離れたところにある蕎麦屋の黒田園さんへ。ものすごく混んでいたので驚ましたが、無事美味しいお蕎麦を頂くことができました。充実した一日でした。

辛味おろしそば 暑い日だったのでさっぱり

最後に水栓のことを。信楽焼の洗面ボウルに普通の水栓をつけると蛇口が根元になってしまって水を止めるたびに木のカウンターに水が垂れる可能性があります。できればそれは避けたいところ。タッチレス水栓というのもありなのですが、なんといっても値段が高いのと、ボウルが浅いので水量を微調整できた方が水がボウルの外に飛ばなくていいかなと思い、いいものがないかと探していました。

そこで見つけたのがカクダイさんで吐水口のところで開け閉めできる(すなわちボウル内で開け閉めできる)水栓。吐水口のところに突き出ている小さなバーみたいなものを回転させて水栓の開け閉めをします。これはなかなかよさそう。

さて、次は石鹸をどこに置くかです(笑)。

カクダイの水栓 ボウル内にしか水が垂れない優れもの