キッチンと言えば、やはりクリナップは外せません。今日もまたのこのこと新宿にやってまいりました。
私たちのお目当てのキッチンは、予算の都合もあり、最上位機種のセントロではなく、ミドルレンジのステディア。まぁこれは基本的には他のキッチンメーカーでも同じようなレンジ(価格帯)のキッチンを探しています。
なんといっても、特徴は構造躯体がステンレスでできていること。LIXILやTOTOや多くの他のキッチンメーカーが基本的にMDFなどをベースにキッチンを製作しているのに比べると圧倒的な差異です。耐久性に信頼もおけそうです。他にも、流レールシンク(食品カスなどがシンク周りまわって排水溝にながれていく)や自動洗浄してくれるレンジフードなどおしゃれさだけではなく、丈夫で使いやすさにも配慮されているようです。
天板もステンレスはもちろん高品質のSUS304が使われています(ただし、躯体のステンレスは異なるものです。また、ウッドワンやLIXILも天板は同じSUS304です)。多くの他メーカーのミドルクラスキッチンと異なり、ステンレス天板の裏が木ではないため、熱などにも強そうです。一方、人工大理石天板も種類が豊富で、コーリアンという高級人工大理石も選択できます(ただし、コーリアンは幅に限界があるため、フラット対面型キッチンでは継目ができてしまいますので注意)。キャビネットの面材も豊富。キッチンレイアウトのアレンジも比較的自由なので、要は、希望と予算に応じて様々なキッチンを選ぶことができるのはクリナップの強みです。
その中でも、私たちの目を引いたのはフラット対面型の以下のキッチン。背面収納に棚があること(これはウッドワンも同じですが)が希望に沿っていました。クリナップではカフェスタイル対面というらしいです。
色合いもなかなか素敵です。もう一枚。
まぁ予算の都合もあるので、天板は人工大理石を選んで他と同じ(本当はII型もよかったのですが、より高くなることは明確だったので)このカフェスタイルのペニンシュラ型で見積をいただくことにしました。
ただ、クリナップステディアの問題は、フロントオープンタイプの食洗器が選べないこと。本当はミーレも選べるのですが、在庫不足納入時期未定の影響で、ステディアについては、受注停止です。他の海外食洗器やリンナイのフロントオープンはメーカー保証付きではいれられないということなので、これは大減点。見積では、パナソニックの深型でとりあえず見積もってもらうことにしました。
他のタッチレス水栓、IHコンロ、電気オーブンレンジなどは他のキッチンメーカーと同じ仕様のものを入れてもらいましたが、レンジフードは洗エールレンジフード。
さて、これで定価の見積をとってもらったところ、驚愕の250万超え。しかも、7月からは、さらに6%値上げ!!さらに15万円以上上がるってこと?うーむ。ウッドワンやTOTOに比べて明らかに高い。もちろん、実際の値引きを考えると差はもっと小さいでしょうが、どうしてもクリナップでという気持ちにならなかったのも事実。やはり、ウッドワンかTOTOで考えようかということになりました。
新宿のショールームには、小さいですがユニットバスも置いてあります。クリナップのユニットバスは有名ではありませんが、アクリアバスという上位セグメントのユニットバスはなかなか特徴があります。
例えば、浴槽の真中部分が両端よりも下がった形状。このようにすることで、浴槽に入りやすくする(端に座って入ることも可能)ようです。また、浴槽そのものもアクリストンという人工大理石が標準なのもマルです。
さらに特徴があるのが、水栓上部から浴槽にかけて設置されている、補助バー兼シャンプー棚です。この横に広がったバーというのはなかなか使いやすそうです。50代にもなってくるとおしゃれさよりも、こういった実用面が気になってきます(笑)。特に、このバーはシャンプー等の棚も兼ねており、なんと下の部分が抜けている(写真見てください)ので、ぬめり等がつかず掃除も楽そうです。
最後にもう一つ特徴を。それは、常夏シャワーというシステム。これは、入浴前にお湯を浴室の床に散水して、入浴前に床と浴室を暖かくしてくれるというものです。八ヶ岳という寒冷地に住む私たちにはなかなか魅力的なシステム。
壁面パネルなどの色を選んで、とりあえず定価ベースでの見積をだしてもらいました。130万円超。うーん結構高いな。しかもキッチンと同じで7月以降6%の値上がりということなので、さらに10万円近く上がってしまいます。いろいろと魅力的な設備があるものの、一方で、棚についてはシンプルにマグネット式でシャンプーを置いたりすることも選択肢にあったり、常夏シャワーの設備の耐久性への疑問などもあり、他のTOTOやタカラのユニットバスを見てから判断することにしました。
でも、クリナップの方はとても親切。ありがとうございました。