八ヶ岳西麓 二拠点生活

海外居住中にもかかわらず、八ヶ岳西麓での二拠点居住を目指している50代夫婦の土地探し、家づくり、二拠点居住準備を中心としたブログです。将来的には移住を予定しています。

サッシについての悩み APW330?APW430?

サッシについては、工務店さんから樹脂複合サッシのYKK APW330を使用すると聞いていて、それでいいかなと思っていたのですが、間取りがほぼ固まってくるとちょっと心配になってきました。

というのは、我が家は、北側に小川が流れていて川沿いに木がはえているため、環境の良い北側に多くの開口部を設けています。一方で、この地域は冬の寒さが厳しく、1月の平均最低気温がマイナス10℃近く、場合によっては、マイナス15度を超えることもありそうです。特に北側の開口部は、日射もとれず、寒冷地においては南側以外の開口部はできるだけ小さくすることが原則であるにもかかわらずです。

一方、暖房器具はペレットストーブを予定。国産のペレットを予定しているので、薪ストーブやヨーロッパのペレットストーブに比べれば、暖房能力はそこまでありません。温熱環境を快適なものにするためには、複合樹脂サッシのAPW330よりもトリプル複合樹脂サッシのAPW430を採用した方がいいのではないかと思うようになりました。APW330の熱貫流率は、1.31です。一方、APW430だと0.91。断熱性能はかなりかなり違います。

ただ、気をつけなくてはいけないのは、日射取得率。APW330の日射取得率(日射取得型)だと60%なのに対して、APW430(日射取得型)だと47%にしか過ぎません。いくら断熱性能が高くても、せっかくの日射(特に冬季)の取得を遮ってしまうようでは、本末転倒な気もします。八ヶ岳西麓は、冬でも晴天率が高く、せっかくの日射を遮ってしまうのはもったいない。断熱と日射取得のバランスをどう考えるのかは、建設予定地の気候や実際の日照条件も考えて決めていく必要がありそうです。

あと、APW330とAPW430で異なる点としては、内観色の種類。APW330では木目調がありますが、APW430では基本は白色です。また、APW330にはオペレーターハンドルというグルグルハンドルを回して窓をあける方式が使えますが、APW430にはそれがありません。キッチンや洗面所、机などのカウンター越しに窓を開ける必要がある場合には、APW330であればオペレーターハンドルを使って容易に窓の開閉ができますが、APW430ではちょっと考える必要がありそうです。APW430にしかないドレーキップ窓(ツーアクション窓)も選択になるかもしれません。あとは、掃出し窓に関して、APW330では基本引違窓しか選択肢がありませんが、APW430ではFix+テラスドアという選択もあります。気密性を高めるという観点からは、引違い窓を避けたいというのもあり、この点でもAPW430は魅力的です。

ただ、なんといっても問題はコスト。APW330をAPW430に変更するとどの程度コストが上がるのか。窓の種類や数にもよりますが、50-100万円くらい上がるという情報がネット上にはあります。結構大きいです。

いずれにせよ、Y工務店さんに相談して、見積だけAPW330とあわせてAPW430の見積もとってもらうことにしました。