八ヶ岳西麓 二拠点生活

海外居住中にもかかわらず、八ヶ岳西麓での二拠点居住を目指している50代夫婦の土地探し、家づくり、二拠点居住準備を中心としたブログです。将来的には移住を予定しています。

電気温水器?

計画中の家の給湯設備ですが、最近では珍しい電気温水器(370L)を採用することにしています。都市ガス地域ではないのでプロパンガスは値段が高く、灯油系の給湯器は二拠点居住という形態を考えると利便性に欠けており、これらの給湯設備は選択肢外に。

キッチンの加熱調理機器もIHにしましたので、オール電化の給湯設備となると、選択肢はエコキュートか電気温水器。多少初期費用が高くても、通常であればランニングコストが電気温水器の1/3と言われているエコキュートを選ぶのが普通でしょうが。。。。

電気温水器を選んだ一つの理由が長期不在の可能性。特に最初は二拠点居住で八ヶ岳と海外を行ったり来たりの可能性もあります。冬は特にその可能性も高い。エコキュートはヒートポンプを外に設置することもあり、給湯タンクも屋外設置が通常です。そうすると長期不在時の水抜き(必ず必要になる)がかなり面倒そうです。ヒートポンプ側と給水給湯側と4か所の水管が屋外で露出しているので、すべての水抜きをしなくてはいけません。しかもヒートポンプ部分も手当しておかないといけないよう。これはなかなか面倒です。

二つ目が給湯タンクを屋内設置したかったこと。計画では浴室横の脱衣室内に設置予定です。

脱衣室兼洗濯室兼物干し場に設置予定

電気温水器は屋内設置を前提とした機種もありますが、エコキュートは基本屋外(北海道などでは例外もあるようです)。電気温水器を屋内設置することにより、水抜きの手間が大幅に省けますし、いくら断熱してあるとはいっても、貯湯タンクから熱が少しずつ外部に逃げていますので、周囲はほんのりと暖かくなります。脱衣室に置くことで一種の暖房を設置するようなものです。ここは洗濯物干しもあるので、少しは乾きもよくなるのではないかと期待もしていますし、電気温水器の外側は鉄でできているので、ちょっとしたタオル掛けなどにも使えそうです。給湯先の浴室や洗面所に最短距離なのもマル。

最後に、寒冷地のエコキュートはそれほど効率が良くないのではないかと考えられたこと。それでも電気温水器よりはいいとは思いますが、冬は1/3までにはならないかなと。例えば、マイナス15度程度になると空気中の熱を採り入れるヒートポンプの効率は下がってきますし、屋外に設置した貯湯タンクからもどんどん熱が逃げていきますので、追加でお湯を沸かさなくてはいけません。外気温がマイナス10度とか15度の中に一晩中お湯を貯めておくことは確かに効率悪い感じがします。ちなみに、ヨーロッパでは貯湯タンクは屋内設置が通常だとか。また、屋外に設置した給水給湯管(ヒートポンプとの間含む)は、寒冷地では凍結防止用のヒーターを設置する必要があるので、こちらにも電気代がかかってしまいます。特に、昼間でも0度程度にしかならないと一日中ヒーターをつけっぱなしということになりかねません。

さらに、価格差が小さくなってきたとはいえ、まだ電気温水器の方が安いですし、設置工事費用もだいぶ違います。

というわけで、実際に移住するまでの数年間の生活を考えると電気温水器の方が利便性が高いと判断しました。電気温水器が壊れたら、(その時は移住しているでしょうから)エコキュートにしようかな。