やっぱりカレーの国からは離れられずに今度はパキスタンにやってきました。インドまでは、東南アジア系のフライトがたくさんあるのですが、パキスタンに来ると激減します。代わりに中東系のフライトがメジャーに。タイ航空以外だとほとんどがエミレーツやカタール航空になります。タイ航空は時間が合わなかったので、今回はカタール航空で。
今回はビジネスクラスに乗せてもらいましたが、広いし快適です。左側がスライドドアになっていて、就寝中などはちょっとした個室感もあります。これまで乗った(数少ない)ビジネスクラスの中でも一番いいかも。ただ驚いたのは後ろ向きに座る座席があるってことでした。実は私の席も後ろ向き。もっとも、離陸の時だけちょっと違和感がありましたが、案外と気になりません。
前菜も中東風でした。
途中でドバイの夜景が見えました。COP28をやっているはずですが、そんな地球温暖化への警鐘とは無関係に、真夜中でも驚くほどに輝いています。なんたる矛盾。
カタールのドーハではexpoの宣伝していたけどこんなのやっていたかなぁ。きっと大阪万博の認識もこんなもんなんだろうなぁ。
というわけで、パキスタンのペシャワールにやってきました。アフガニスタンの国境に近い街でアフガニスタンからの難民も多い街です。今回もまたバスの見学。ここにはBus Rapid Transit (BRT)という日本にはほとんどない輸送システムがあります。
バス自体は普通のバスと変わりませんが、市内では他の交通とは隔離された専用道路を走ります。また、バス停というよりは駅に近いものが設けられていて自動改札機やスクリーンドアなどもあります。
まさに鉄道とバスの中間的な存在です。このシステムのいいところは、鉄道に比較して圧倒的に初期コストが低いことと需要の少ない末端部などでは、専用道路を作らず、普通のバスとして運用できる柔軟性のあるところです。
輸送容量からいって、東京や大阪の大都市や長距離高速輸送には向きませんが、県庁所在地くらいの大きさの街にはなかなか向いていると思うのですが。最近宇都宮でもLRTが開通しましたが、電動バスと組み合わせたりして、別の公共交通機関のオプションにならないかなと思います。