帰りのフライトが土曜日の夕方だったので、午前中に久しぶりにちょっと観光してみました。まずは、もう10回以上は行っているのですが、あの寝姿がお気に入りのワットポー。
特に足の裏がお気に入りです。そのままチャオプラヤ川をフェリーで渡って、ワットアルンへ。相変わらず美しい。
装飾が本当に細かくて綺麗です。
20年前はまだバンコク初の都市鉄道のスカイトレインが一部開通したばかりで、観光するには、バスやタクシー、トゥクトゥクが必要でしたが、この20年でスカイトレインに加えて、地下鉄やモノレール、近郊電車などの整備が進み、ネットワークも大幅に拡充されて、観光もほぼ鉄道とチャオプラヤ川のフェリーだけで行けるようになりました。
驚いたのは、電動化がものすごい勢いで進んでいたこと。トゥクトゥクは、ほぼモーター駆動に。バスも民営化された会社がEバスを導入して、バンコクのあちらこちらを走っています。
さらにはバスだけではなく、フェリーボートにもEの波が。このバスもフェリーもタイの企業が製造しているようです。インドやベトナムもそうですが、途上国でも新しい企業がどんどんEVのマーケットに参入していますね。
街中でも多くのテスラやBYDのEVを見かけました。最近のコンドミニアムではチャージングステーションの設置も義務付けされているようです。
EVも、電力供給の問題や発電構成、さらにはバッテリー製造時の二酸化炭素発生量の問題など、単純にエコでクリーンとは言えないのですが、40〜50年近く走ってると思われるバンコクの低運賃帯の赤バスが、HinoやMitsubishiのエンブレムをつけて走っているのを見ると、それだけ長期間の使用に耐える質のものを作っているという証明にはなるものの、日本が新しい分野への進出が遅れているという印象も与えかねないと少し懸念してしまいます。といっても自分で何かできるわけでもないのですが。