次に家の中の一番西側部分のピアノ室兼図書室兼書斎をご紹介します。間取り図はこちらから。
ピアノ室兼図書室の大きさは約8畳で、それに4畳分の書斎(兼おこもり部屋)が付いた形になっています。全体で約12畳。ピアノの音響のことを考えて、天井を最大約3.2m程度にし、梁見せにしてもらって、凹凸も出しています。また、蔵書の収納と音の吸収を考えて、西側一面に本棚を天井近くまで作ってもらいました(梯子も備え付けです)。
一方の書斎(兼おこもり部屋)は、天井高をこの家で一番低い2.2mに抑え、落ち着いた雰囲気にしています。北側一面に大開口のFix窓を入れて、柔らかい北側からの光と景観を採り入れています。Fix窓にはベンチを設け(内部は収納)、ゆっくり外を眺められる空間としても使えるようにしています。
書斎用には机と収納を作り付けしてもらいました。在宅勤務などで日本に戻ってきたときはこちらで業務する予定。正面に小さいながらも窓を設け、遠くの山並みが見えるようになっています。Wifiルーターが玄関収納に設置されているので、LANケーブルの引出し口もつけてもらいましたが、いまのところ、WifiでもZoom程度の会議であれば問題なく行えるようです。
照明は、ピアノ室兼図書室は、ブラケットライト2つ(コイズミAB 38088 L)とピアノ照明用にスポットライト4つをダクトレール上に設置しました。ピアノの位置が最終的には運び込まれないと決まらないため、ダクトレール上を動かせるようにしてあります。また、ブラケットライトはリビングのものとはことなり、全体がガラスになっていて、正面にも光が漏れるものにしました。
この部屋には、OMソーラー用のダクトが下りてきているので、ちょっと朱色っぽい和紙で巻いてもらいました。いいアクセントになってるかな。