八ヶ岳西麓 二拠点生活

海外居住中にもかかわらず、八ヶ岳西麓での二拠点居住を目指している50代夫婦の土地探し、家づくり、二拠点居住準備を中心としたブログです。将来的には移住を予定しています。

実施設計(詳細間取図など)が届きました

設計契約書では7月上旬までに実施設計完了、7月下旬には着工というスケジュールでしたのでどうなるかと思っていましたが、Y工務店から実施設計書をいただきました。ただ、見積はまだ数週間かかるようですので、7月中の着工は難しそうです。最終的なコスト見積によっては、設計の変更なども必要になるかもしれません。ウッドショックによる構造木材だけでなく、ウクライナ侵攻による(ロシア産の)構造用合板の値上がり、アイアンショックによる鉄類などの価格上昇、サプライチェーン分断や半導体不足による納期延期、エネルギー価格高騰による原価上昇など、住宅材料や住宅設備価格が上がっているようです。設備系でも、クリナップ、LIXILTOTO、タカラ、サンゲツなど毎月のように価格改定のお知らせが発表されています。とほほ、見積が心配です。

さて、実施設計ですが、当然のことながら当初の概略設計から大きくは変わっていませんが、詳細な寸法や外観図、立面図など30枚くらいの図面が出てきました。見るだけでもなかなか大変です。他に、照明計画やコンセントの位置などの図面も。

ちょっと簡略化した図面はこんな感じです。

一階間取図

二階間取図

LDK部分断面図

検討してきた間取りについて、きちんとご紹介していませんでしたが、建築面積は約40坪。いわゆる平屋+α(1.5階建て)という間取りです。日常生活はすべて一階で完結できるようにしています。二人で住むには大きいですが、ピアノ部屋兼図書室の分が通常にはない部分でその分大きくなっています。二階部分は、ゲストルーム兼用の和室、私の趣味部屋(Nゲージのレイアウト作るぞ!)とOMソーラーのユニット置き兼小屋裏収納です。LDK、ピアノ部屋兼図書室、水回り、廊下、WICといくつか回遊できるようにしてあります。外観は片流れ+下屋。また、片流れ屋根を活用して、LDK部分の勾配天井やピアノ室部分の高天井、玄関吹抜けなど縦の空間も意識しています。

それぞれの部屋や設備については、また別の機会にご紹介できればと思いますが、全体的な特徴としては、

玄関:広さは最低限の一坪で、土間と床面の段差なし(上がり框なし)。段差がないことを活用して、引戸で仕切った玄関収納を設置。シューズボックスの他、アウター用のハンガー、小物が入れられる収納、ゴルフバックなどが置ける収納などを設置。少し広さに余裕があるので、ペレットなども置けるかも。なお、玄関から廊下にかけて小さな吹抜けを設けており、玄関上にFix窓を設置して東側からの光を採り入れるて明るい玄関となることを意図。

キッチン:北側に面する形でキッチンを設置。北側に窓を大きく開口して外側の緑と北側からの柔らかい光を入れる予定。窓に面したカウンター部分は造作。キッチン部分はウッドワンです。勝手口のところにゴミ箱収納を’作っています。

ダイニング:キッチンとリビングの中間部分で家の真中。勾配天井でこの家で一番天井が高い部分。家の真中は暗くなりがちですが、この勾配天井と二階北側の渡り廊下に面した窓、そしてキッチン越しの窓から柔らかい光が入ってくることを期待。二階にあがるリビング(ダイニング?)階段もここにあります。

リビング:約12帖あります。南側に面していて、ペレットストーブを南側において、家全体に暖気が回るように意図しています。ダイニングに続く勾配天井で開放感とともに、北側の一階と二階の窓にも視線が抜けるようになるといいなと思っています。西側はウッドデッキ(屋根あり)で、南側は濡縁にしています。南西側コーナーにFix窓とデッキに出る掃出しを設置していて最も家の中で距離をとれる対角線側に視線が抜けるようにしています。

ピアノ室兼図書室:ピアノの音響を考慮して、この部屋(8帖分)は高さ3m超の天井高(天井の上は屋根裏収納部屋)にしていて、天井面も梁をあらわしにしてあえて凸凹にしています。また、西側は一面本棚にして、西側への防音とピアノの音の吸音(反響しすぎないよう)を意図しています。北側には続き間として約4帖のスタディコーナーを設けています。ここは下屋部分なので、天井高は家の中で一番低い2200㎜。北側一面の大きな窓にはベンチを設けて、お座りおこもり系の場所です(笑)。

寝室:寝室は8帖で、4帖のWICに隣接しています。WICは回遊可能でハンガーと棚を設置。棚側の壁は天井まで伸ばさず上を空けてあるので、天井を通じて広く見えるとともに、WICに光が間接的に入るのではないかと期待しています。

水回り:洗面所、脱衣室、バスはキッチンから一直線に配置しています。それぞれ一坪分で北側の緑と小川があるので窓もそれぞれに設けています。洗面台は造作予定。脱衣室に物干しをつけてもらう予定。最近はあまりないようですが、電気温水器の貯湯タンクを脱衣室に設けているので、冬は少し暖かいかな。洗濯物も少し早く乾くといいですが。

トイレ:トイレは窓なしでいいと最初からお願いしたので家の真中に(笑)。最低限のシンプルなものです。

廊下・食器棚・パントリー:洗面所から寝室にかけては廊下にしていますが、同時にこの両側に収納を設置し、単なる廊下ではなく、(普段使いではない)食器棚やパントリーとして使う予定です。トイレ手洗い兼玄関手洗いもここに設置。

和室:二階の和室は4.5帖+板の間。基本ゲストルームを想定していますが、板の間などに時々季節のものを飾れると楽しいかな。特に和室らしい装飾は何もしていませんが、座った時に外の緑が見えやすいように窓の位置を少し低くしています。二階もそのまま勾配天井なので、一番低いところは1600㎜くらいしかありません。

二階の続き部屋:趣味部屋として作ってもらったもの。和室との間はロールスクリーンで仕切り。なお、この部屋は玄関部分の吹抜けと内部窓でつながっています。

とりあえず、間取の概要でした。また、機会があればご紹介したいと思います。