八ヶ岳西麓 二拠点生活

海外居住中にもかかわらず、八ヶ岳西麓での二拠点居住を目指している50代夫婦の土地探し、家づくり、二拠点居住準備を中心としたブログです。将来的には移住を予定しています。

続いてタカラスタンダード(ユニットバス)

引き続き、ショールーム巡りです(笑)。今度はタカラスタンダード。基本的にはホーロー素材を活用した丈夫な商品が特徴で、キッチンとユニットバスには特に定評があるようです。今日はユニットバスの見学です。

実はタカラはキッチンについても、自由見学で少し以前見てみました。ホーローという素材の限界というか好き嫌いというか、どうしてもすこし光沢のある面材やデザインが少し古臭いというか昭和的な雰囲気がして、特にフラット対面のようにダイニングがリビングからキッチンが見えてしまうレイアウトだと躊躇してしまいます。我々も対面フラットキッチンで、ダイニング側からの見え方を考えたときに、タカラのキッチンは対象外になってしまいました。

しかし、LIXILTOTOのような木箱(クリナップですら躯体はステンレスですが、キャビネットは木製ですーステディアのケース)にメラミンやオレフィンなどのシート貼りのキッチンを見た後に、タカラのすべてがホーローでできているキッチンを見てみると、その丈夫さや使いやすさは場合によっては十分に検討に値するキッチンのように思います。例えば、対面式でも、キッチン前に造作等でカウンターを少し立ち上げて手元を隠すようなキッチンレイアウトであれば、見た目もよく、丈夫で使いやすいキッチンになりそうです。値段もリーズナブルですし、その中身を考えると条件が合えばコスパは最高にいいかもしれません。

ちょっと話がそれましたが、アドバイザーさんにタカラのユニットバスについて案内してもらいました。ユニットバスのクラスは同じくミドルレンジのレラージュです。レラージュはミドルクラスとはいえ、浴槽は人工大理石(しかも人工大理石の厚みが他メーカーよりも厚い)、浴槽パネルはホーローです。また、私たちが気に入っていた点の一つがユニットバスメーカーでは数少ない、タイルを採用しているということです。つまり、浴槽、壁面、床どこをとっても丈夫で汚れに強い!タカラではお決まりのようですが、マジックでホーローの壁面に落書きしても、水をかけてキュキュッと拭くだけで簡単に汚れが落ちます。タイルもデッキブラシでゴシゴシこすっても何の問題もないとのこと。硬い素材なのでそもそも汚れもつきにくそうですし、掃除も楽そうです。

しかも、壁面がホーロー(鉄板にガラスコーティング)なので、どこにでも磁石がつきます。したがって、カウンターや棚を置くことなく、すべてマグネット式で壁面につるしておくことも可能。最近ははやりのようですが、カウンターや固定棚にあまり意味を感じていなかったので、この点でも魅力的です。

唯一の心配点は、床が冷たいのではないかということ(特に冬)。寒がりの私たちは清掃性も大事なのですが、浴室が暖かいかどうかもとても重要です。おそらく、タイルという素材自体の冷たさは変えようがなく、また、クリナップのように常夏シャワーのような設備もないので、ある程度は仕方ないかなと思います。ただ、家の構造上、ユニットバス付近も含めて断熱施工(基礎断熱)をしてもらう予定なので、昔のユニットバスの下が外気と同じでスース―のケースに比べると少しは暖かいかなと期待しています。でも一応浴室全体に断熱材を付加してもらうようにお願いしました。

カウンターや棚、鏡はすべて取り外し、基本は白基調、一面だけ茶系のアクセントパネルを入れて(窓は設置予定ー北側に小川が流れているので)見積してもらいました。私たちが選択した仕様は以下の通りです(すみません、なぜか他の写真を一切取り忘れてしまいました)。なお、浴室乾燥暖房機もつけず、最低限の換気機能のみです。このあたりの見積は、クリナップと同じです。

タカラ レラージュで選択した仕様

タカラのバスの面白いところは、ダウンライトにした方が値段が安いこと。通常はダウンライトに変更すると数万円高くなるので、メーカーによってだいぶ考え方に差があるようです。

定価ベースでの見積は70万円強。取付組立費を追加しても、85万円程度です。そもそもオプションをほとんど外しているというのもありますが、クリナップに比べるとだいぶ安いです(ただタカラの値引き率は低いので最終的な値段はまた別です)。

心はだいぶタカラのユニットバスに傾いています。